2限目は農林水産省でご活躍されている鈴木先生の授業でした。
今まで省庁や地方で働く中で感じたことや、これからの時代での働き方について、教えてくださりました。
① 農林水産省と3回の地方出向で取り組んできたこと
都会出身の鈴木先生が職業に農業関係を選んだ理由は、大学時代に農家で週3〜4日間バイトをしていたことで、農業経営の面白さに気付き、農家の支援をしていきたいと思ったからだそうです。
農林水産省に入省後、20年勤務している中、半分か3分の1程度、地方で暮らしている中で、「活躍できる場面が多く、いった先々での出会いや繋がりが国を良くしていっている」という仕事へのやりがいを見つけられました。
そんな中、令和3年鹿児島県鹿屋市に出向の打診が。
子供達がコロナ禍で都会にいたくないと言っていたことと、自分も地方に行ける最後のチャンスだと思っていたことから、出航することに決めたのだそうです。
② 鹿児島県鹿屋市のここがスゴイ!
・高温多湿の環境の中で力を入れているバラ園
・食べ物が美味しい
カンパチが有名で全国の15%を占めている
黒豚も美味しい
農業産出額で全国10位以内に入っている
③ これからの働き方を考える
過酷な労働環境の省庁において、子どもの誕生を機に働き方を見直すことに。
当時の上司の協力もあり、男性の育休取得率1%程度だった中、子供や奥様をケアするために育休を取得されたのだそうです。
育休中は授乳以外の家事は全て行い、奥様を1人にする時間を作る中で、
「育児は育自 子供に教えるのではなく共に学び合う」ということを感じたのだそうです。
④2拠点生活を始めて見えてきたこと
家族と鹿屋に移住していたが、東京に戻ることになった後も家族は鹿屋に残ることに。
それを機に鈴木先生は、東京と鹿屋で2拠点生活をされています。
隔週で鹿屋でのテレワークと東京での勤務をすることで、東京の情報を得ながら、地域の動きがつぶさに把握でき、仕事に生きてくるのだそうです。
人手不足となる時代が迫ってきている今、その人にあった働き方を見直す必要があるかと思います。
その中で、従来の働き方にとらわれず、新たな発想で突き進む姿が非常に印象的でした。
鈴木先生、どうもありがとうございました。
コメント