紀州かつらぎ熱中小学校、11月2限目はグループワークでした。
テーマは「コンテンツを活かしたツアー作り」。
1限目の旺文社代表取締役会長・生駒大壱先生の旅行企画テーマ「俺の企画術」を引き継ぐような進行です。
「食の熱中小学校」の山田玲子先生も交えて、とても豪華な布陣となりました。
さらに今回は伊都振興局職員の方々、かつらぎ町役場産業振興課の方々、笠田高校総合ビジネス科の先生と生徒さんのご参加がありました。
グループワークが始まる前には、山田先生特製・かつらぎ町の柿に塩コショー、バルサミコ酢、パクチーを合わせたデザートのふるまいが。
柿のデザートとしての新しい可能性を感じることができ、食べ物は人を幸せにするとしみじみ思いました。とても美味しかったです。
1.「食の観光コンテンツ掘り起こし」
2024年7月13日~15日に実施された「食の熱中小学校」について。
『世界遺産 高野山で調理実習・精進料理作りの体験ツアー』
*旅程 和歌山県高野町・かつらぎ町での2泊3日。
*費用 55,000円(集合場所までの交通費別)
*参加者 約20名。首都圏に住む食に関心のある方々。
*プログラム概要
「弘法大師空海によって開かれた世界遺産・高野山。仏教と共にある日本古来の伝統食「精進料理」。このツアーでは精進料理をはじめとする高野山にゆかりのあるさまざまな食材を味わっていただきます。また、精進料理をいただくだけではなく、実際に調理してみることで、日本伝統の食文化に触れていただきます」
【行程】
1日目
10:00 新大阪駅集合
12:00 昼食
13:00 酒蔵見学「初桜酒造~高野山とお酒の秘密」
15:30 金剛峯寺参拝
17:00 宿坊「普賢院」到着
2日目、3日目・・・・・etc
その他の実習ツアー情報として、
三重県多気町・伊勢市(2024.04.26.~27.)
和歌山県すさみ町「ケンケン鰹」漁(2024.05.11.~12.)
などの紹介があり、それぞれの地方で「食の熱中小学校」を通しておこなわれている「食の観光コンテンツの掘り起こし」が、とても興味深かったです。
2.「コンテンツを活かしたツアー作り」
かつらぎ町の桃・ぶどう・みかん・柿などの豊かなフルーツをメインテーマとした旅行企画をかつらぎ熱中小学校生徒が作成し、地元企業である日の丸観光バスに提案。
観光振興や地域活性化の足がかりを見つけよう、という試み。
2-1 前提条件
ターゲットは「食の熱中小学校」生徒・首都圏の富裕層・食品関係業者等
旅程は2泊3日、料金は5万円~15万円程度。
新大阪駅にて集合(10:00)・解散(3日目の13:00)
移動は日の丸観光バス(中型車 定員24~26名)
フルーツをメインテーマに置く。
お土産タイムも忘れずに!
上記の条件を基本として、実施する季節を設定し、ツアー作りを進めてゆく。
2-2 グループ分け
生徒は7つのグループに分かれてツアーを作成。
それぞれに模造紙が配られ、作業開始。
2-3 コンテンツの書き出し
各自、思い思いにかつらぎ町コンテンツを付箋紙に書き出し、模造紙に貼り付けてゆく。
例えば……
行き先「高野山奥之院参拝」「丹生都比売神社参拝」
宿泊地「八風の湯」「天の里」「宿坊」
行う事「いちご・柿・みかんなどのフルーツ狩り」「星空見学」「稲刈り」「体験学習」
2-4 タイムスケジュール
付箋紙の案を全員で検討し、行程を決めてゆく。
2-5 決定事項、ツアー名記入
模造紙に行程を書き入れてゆく。最後にツアー名を決めて記入する。
2-6 全体でグループごとに発表
「歴史と美術 フルーツの旅」
「果樹(柿)の成長 見守りツアー」
柿の摘蕾(てきらい)作業を通して、地域の人や熱中小学校生との交流を深める。
その後、成長した果実を送付。
「よくばりフルーツの旅」
「世界遺産とフルーツの町満喫の旅」
「かつらぎ町満喫フルーツの旅」等々
タイトル名には私の記憶違いが多々あるかもしれませんが、いろいろな提案があり、楽しかったです。
生徒のみなさんの地元愛、かつらぎ町愛が伝わってきました。中には果物生産者ならではと思われる提案も多々ありました。
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