1限目の授業は、日本ガストロノミー協会会長・食の熱中小学校校長の柏原光太郎先生のお話でした。
授業の中で私が特に驚いたのは、海外からの観光客の生み出す売り上げが、2024年度には8兆1千億円もあり、国内の輸出額としては18兆円の自動車に次ぐ金額だということでした。
ただ、インバウンドに関しては、各都市にてオーバーツーリズムとしていろいろな弊害が生じています。
先生はその対策として、現在の一極集中を地方に分散させることができれば弊害もかなり減り、解消されるのではないかとの提案をされました。
景気の低迷している日本において、地方に埋もれている食の魅力と、海外富裕層のニーズがうまく合致すれば、地方再生の大きな足掛かりになると思われます。
先生の提案された、伊勢神宮・熊野大社・高野山を結ぶ「紀伊半島美食街道」構想に期待しています。
授業では各地区における新しい取り組みのお話も、楽しく聞かせていただきました。
たくさんの夢のあるお話、有難うございました。
(授業レポート:木村年克)
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